『世界の教育はどこへ向かうか 能力・探究・ウェルビーイング』(白井俊)
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発行:2025
シンガポールの事例が興味深かったし、確かに効果があるやろなと思った。それは、カリキュラム面で生徒にゆとりをもたらし、教員数を増やしたらスクールカウンセラーを増やしたりと教師にもゆとりをもたらした、ということ。日本はゆとり教育は批判されたが、シンガポールではPISAの順位をあげた。その順位がすべてではないものの、個々への対応や探究学習など、抱えないといけないものが増えていく一方なので、教師にゆとりがもたらされるとかなり違ってくるよなーと。
主体性について書かれている章は実情をちゃんととらえれてないと感じたし、入試制度への言及が一切ないのは「どこへ向かうか」をとらえきれないとではと感じた。けど、探究の章は勉強になった。
ぼく自身がひごろ感じたり考えていることは一側面しか見れてないと自覚しつつも、でもやはりここはちゃうんちゃうか?という考えを持つのも大事かなと思う。いくつか考えるきっかけを与えてくれたかなと感じた。
20250608